関門海峡
潮流について
関門海峡の潮流について
簡単に説明致します。
北は本州 下関市 と 南は 九州北九州市 に
挟まれたこの海峡は
潮の干満差で非常に流れが
速い特徴があります。
速い時には10ノット
約19km/hの速さです。
関門海峡での釣りは
この潮流、特徴を掴む事が
関門海峡での釣果にかなり影響されます。
具体的には
東流れ 西流れ 2つの潮の流れ
転流という潮の流れが
東流れ⇒西流れ 西流れ⇒東流れ に変わる時間
潮流の速い時間帯、遅い時間帯 等になります。
下記で一つずつ説明させて頂きます。
●東流れ 西流れについて
関門海峡は
東流れ、西流れと呼ばれている
2つの流れがあります。
これは北九州市側から見て
(対岸の下関方面)の潮の流れになります。
・東流れ
西から東に流れる潮です。
小倉北区/若松区方面 ⇒ 門司区方面
下げ潮時 干潮時にこの流れになります。
アバウトですが
下げ潮時5分 から 上げ潮時5分前後の時間帯です。
・西流れ
東から西に流れる潮です。
門司区方面 ⇒ 小倉北区/若松区方面
上げ潮時 満潮時にこの流れになります。
アバウトですが
上げ潮時5分 から 下げ潮時5分前後の時間帯です。
1日に4回 大よそ6時間毎に
東から西に 西から東と流れが起きます。
(詳細は下記図 及び
●転流について も参考下さい)
●転流について
上記でご説明した様に
東流れ 西流れの2つの流れがあります。
それぞれの流れが交互に変わります。
大よそですが1日に4回です。
干満差によっておきます。
上記図をご確認下さい。
●干潮から満潮に向かう際に
東流れ ⇒ 西流れに
●満潮から干潮に向かう際に
西流れ ⇒ 東流れに
という様に潮が転換します
これを 転流 と呼びます。
転流時は潮が緩くなり
徐々に流れが速くなっていきます。
ただ当日の潮汐により大きく変わります。
一般的に大潮や中潮の
潮位変動が大きい日の方が直ぐに
潮の流れが速くなります。
●潮流の速さについて
潮流が速い という説明をさせて頂きましたが
①速い時間帯 遅い時間帯
②潮汐での影響 があります。
下記図も合わせてご確認ください。
①速い時間帯 遅い時間帯
●潮が速い時間帯
満潮、干潮前後の時間帯
潮位が高い、低い時間帯
●潮が遅い時間帯
満潮、干潮の間の時間帯
転流の前後の時間帯
潮が速い時間帯は満潮時や干潮時前後の
潮位の最大、低時になります。
潮が遅い、緩む時間帯は転流前後になります。
②潮汐の影響
●速い潮
大潮 中潮
●遅い(緩い潮)
小潮 若潮 長汐
大潮や中潮等の潮位変動が
大きい潮は流れが速い傾向に
小潮以下の潮では比較的緩くなります。
ただ緩くなるといっても
5ノット 10km/h程度流れるの速さ
で流れる事もありますので
普通の釣場に比べて非常に速いです。
●他の釣り場との違い
・流れが速い 事前準備が必要
流れが速いので潮流を読む必要がある
事前の情報確認が必要
潮の流れが速い時間帯は場所にもよるが難しい
・1日中狙える
通常の釣場はポイントにもよるが
干潮では釣果が厳しい
(特に漁港や遠浅海岸に面した釣場では浅いので
しかしこの関門海峡では干潮時でも全然釣りが出来る
潮が1日中動くので1日中釣れる可能性がある。
以上が
関門海峡の潮流の特徴になります。
流れが速く難しいと
よく言われておりますが事前に潮汐や潮周り
をよく調べ釣行すれば釣果が期待できる海です。
参考に私は下記3点で事前に調べて釣行しております。
①Cで潮汐を確認し ②Aで大よその流れを確認 釣行時間を決め
③現地でBを確認 という流れです。
A. 関門海峡潮流情報システム
大よそですが関門海峡の潮流予測図が見れます。
7日後まで見れますので釣行計画も立てれます。
B. 関門海峡海上交通センター HP
一番流れの速い 早鞆瀬戸(関門橋下付近)
のリアルタイムの潮流情報
気象状況(風向き 風速等)の確認が確認出来ます。
C. 潮汐表( アプリや市販)
上記を参考に関門海峡の釣りを楽しまれて下さい!!